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部活とサークルの違い、教えます

本気でトップを目指すのが部活動

大学には「部活」と「サークル」の二種類のクラブがあります。
どちらも基本的に学校内でメンバーを募って活動をするということでは一緒ですが、団体としての目標がどこにあるかが異なります。

呼び方は多少変わることもありますが、「部活」とは大学を代表して大会に出場をする本格的なもので、スポーツ推薦で入学をしてきた人が所属します。

有名なものとしては東京六大学野球や箱根駅伝で見かける大学のチームです。
同じ学校の中に複数のスポーツチームがあることも珍しくなく、六大学野球に参加をする大学であっても、同じ学内に草野球チームがあったりします。

私立大学では大学の知名度を高めるために全国から優秀なスポーツ選手を推薦枠として毎年受け入れており、そうした方法で入学をしてきた人は入部が強制される反面学業の成績や出席などで有利に扱われたりしています。

ただし部活に入ったからといって学業に優遇があるかどうかは学校の方針により、大学によっては部活動も自己責任として一切テストの採点に下駄は履かせないというところもあります。

大学の名前を背負って大会に出場するわけですから、部活動での練習内容は相当ハードです。
駅伝の選手などは家が地元でも入寮が強制されていたりして、日々大会で勝つためのトレーニングを行っています。

ちなみにスポーツ推薦で入学・入部をしたからといって4年間必ずそこに在籍をしなければいけないということはなく、退部をしたあとは一般の学生と同じ扱いとなります。

サークルはゆるく人間関係を重視した活動

一方のサークルは全体的に活動はゆるめです。
テニサーと言われるサークルなどは基本的には飲みサーとほとんど同じで、軽いスポーツなど活動したあとはみんなで集まって飲み会ということが主な活動内容になります。

学外でメンバーを集めるサークルも多く、外国語サークルやボランティアサークルなどは特に活動範囲が広いという特徴があります。

サークルにも本格的な活動をしているところがあり、吹奏楽や合唱サークルが社会人大会にエントリーしたり、ボランティア活動をしたりといったこともあります。

部活動の場合は学校公認で活動をしているので、補助金を受け取って活動費にあてることができます。
しかしサークルはほとんどが学校非公認で自由に集まっているだけの団体なので、当然補助金などはなく部内で集める会費をもとに運営されます。

幽霊部員が多いのもサークルの特徴で、新入生の時に新歓コンパで入ったもののその後活動に参加せず名前だけが在籍しているということもよくあります。

サークルは集まる人数やリーダー格の先輩の方針によってかなり部内の雰囲気や活動内容が変わってきますので、選ぶときには実際にどのくらいの活動実績があるかを見た方がよいかもしれません。