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学生会館の出身者における就活

都内の大学に通う学生たちは、多様な生活スタイルを選択できます。その中でも、特に学生会館、寮、マンションなどの学生向けの住宅が数多く提供されています。
さて、大学が所有する寮やマンションの増加によって、一人暮らしまたは友だち同士で同じ屋根の下に住むルームシェアなど、学生の生活スタイルは多様化しています。一人暮らしはさておき、家族以外の人と共同生活は今後の人生に役に立つのでしょうか。

ルームシェアやシェアハウスのような共同生活ができる環境と同様、学生会館もその1つです。学生寮には、指定の専門学校や大学などの学生が入居できる種類や、学校の種類を問わず複数の学校から学生の入居を受け付けている学生寮があります。どちらとも、親元を離れて学生同士で共同生活をします。

学生会館のメリットとは?

学生会館を利用するメリットには、親元を離れて生活する場合に、一人暮らしを練習する場として利用できる点が挙げられます。一人暮らしでは、課題や人間関係に時間を費やして食事がおろそかになってしまいがち。寮内では、栄養バランスの取れた食事が提供されるため、健康面での大きなメリットになるでしょう。

学生会館に住む専門学生の場合、勉強を一緒に取り組めることや、将来目指している方向が同じことも多いでしょう。様々な人が集まるため、自然に上下関係も生まれ、コミュニケーションを養う環境にも学生寮は適しているといえるのではでしょうか。学生寮では、入居が学生に限定されています。そのため、学校生活に集中できるよう、セキュリティ面は徹底しています。トラブルに巻き込まれることが少なくなり、もしトラブルが発生した際も管理人に連絡して頼れることもポイントです。

アルバイトの利用にも学生会館は適しています。学生会館から近い場所でアルバイトとして働ければ、学費や生活費を自分で稼ぎながら、勉強にも両立できます。

学生会館出身者は就活に強い

ある調査結果によると、採用担当を務める人のなかでは、学生会館には「コミュニケーション能力」を学べる環境が整っており、一定の評価があるようです。これは学生会館での共同生活が就職活動に有利に働くことを意味しています。

既に社会を経験している人も「学生会館」に対する評価は高いようです。社会にでると、仕事を覚えながら先輩や上司、さらに取引先の担当者などと接する機会が多くなります。そのため「相性が合わないから仕事は引き受けません」といった話は社会には通用しません。コミュニケーションだけに限らず、自己管理能力や忍耐力も学生会館では学べるとのこと。

まったく異なる考えをもつ人と長い間接することになる学生会館出身者は、人間関係を構築できるコミュニケーション能力は備わっている、と評価されやすいのです。

参考:東京都立大学(南大沢キャンパス)生のための学生寮・下宿|学生寮ドットコム