就活でPRになるインターンを選ぶには
今や大学生の就活としてすっかり定着しているインターン制度ですが、その後の就活にしっかり活かせているかというとそうではない人もかなりいるようです。
先輩の話を聞いていても、超競争率の高い人気の大企業のインターンに参加をしてはみたものの、就職活動の場面でそのことをうまくPRできずに苦戦しているという話題がよく出てきます。
就職課の説明会でもインターンに参加をすることは全般的に推奨されていますが、それを就職活動にどのように織り込んでいくかはそれほどはっきり教えてくれません。
そこで就職活動を意識したインターン選びについて考えたことを少し述べてみようと思います。
まずインターンは、参加をしたという事実だけでは就職活動にそれほどインパクトは与えられません。
有名企業のインターンへ参加をしたということはESにも記載ができる誇らしいことですが、実際の面接の場においては「だから?」という感じにしか捉えてもらえません。
大切なのはインターンに参加したことではなく、そこからどういったことを身に着けたかという説得力の方です。
「参加した」以上の実績を示すことができないなら、むしろ在学中に頑張ったアルバイトやサークル活動を主張した方がずっとよいです。
長期休暇中のインターンが狙い目
インターンで具体的な実績が残るところを選ぶ方法としては、短期ではなく長期のものに参加をするということがまず挙げられます。
インターンには1~2日くらいで終わる短期のものもあれば、夏休み中などの長期休暇中に開催される週単位のものもあります。
インターンではアルバイトほど謝礼は出ませんのであまり日時をとられたくないと思うかもしれませんが、だからといって短期のものばかりを細切れに受けていても自己PRに上手に使うことはできません。
長期のインターンになると、SEやデザイナーとして実際の業務の手伝いをしたり、営業アシスタントとして実際の仕事に密着することができます。
こうした具体的な作業へ参加をすることは、自分の実績を「数字」として表現をしやすくなります。
ちょっとあざといですが例えば「プログラムを○個作成しました」や「デザインを○点ほどプレゼンさせてもらいました」といった感じです。
またあちこち大きな企業ばかりを狙ってたくさんインターンをするよりも、特定の職種に絞って長期参加をした方が業界に対しての熱意を示せます。
インターンに参加をした企業に就活するという場合はなおさら、どういった意図で参加をしどんな実績を残したかということが重要な意味を持ってきます。
ただ漠然と参加をするのではなく、短い時間に自分の身になることを貪欲に探していくということこそが就活に役立つインターンになります。