1000円札と小銭

お金の知識と稼ぐ力を身に付けよう

日本人は、儲けることは悪いことと思っている

ネットスラングに「嫌儲」というものがあります。
これは営利主義的な行動を卑しいものとする考え方のことで、もともとはインターネットを使って楽にお金を稼ぐアフェリエイターや転売者を排斥する意味で用いられていました。
しかしその後「嫌儲」の意味はどんどん拡大して、今ではお金を儲けるための行為そのものがまるで卑しいことをしているかのような言い方までされることがあります。

日本人は昔から「清貧」を美徳とする考えがあるせいか、より多くのお金を稼ぐために工夫をしたり努力をしたりする人はあまり尊敬されていません。それと直接関係はないかもしれませんが、欧米では当然のように行われているお金に関する授業も日本では義務教育で語られることはまずありません。

ですがいくら清貧が美しい生き方であったとしても、お金を稼いでいかなければ糊口をしのぐことはできませんし、まして結婚をして子供を持ったときに家族を守れません。米国ではいかに効率的にお金を稼ぐかという教育がかなり子供の頃からされているそうで、これでは国際的な競争に勝てるわけはないなあと学生の身としては思ってしまいます。

僕の好きなエピソードの一つに、アメリカの投資家ウォーレン・バフェットが子供の時にコーラを販売してお小遣いを稼いでいたという話があります。ウォーレン・バフェット氏といえば世界一の資産家と言われている人ですが、商才は子供の頃から備わっていたそうです。

祖父から6本25セントで買ったコーラを1本5セントで売ってお金を稼いだのは10歳にも満たない時期だったと言いますから生まれた時からお金を稼ぐということに抵抗感を持っていなかったのでしょうね。

資格を取って稼ぐ力を付ける人もいる

学生の中には、難関資格を取得することで、稼ぐ力をアップさせるという人も居ます。

例えば、資格の中でも「薬剤師」のような資格は、安定感のある資格として昔から人気があります。これは、薬剤師が国家資格であるために替えが効かず、需要そのものもとても高いという理由があるからです。

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薬剤師のような求人サイトにおいても、正社員や派遣などの働き方を選びやすいうえ、給金そのものもとても高い点からも、その事実はあきらかでしょう。このように、資格取得をはたすことで自身の価値を高め、お金を稼ぎやすくするという人も少なくありません。

ただし、社会的に需要の無い資格や、仕事に活かすことができない資格などをせっせと取得しても、稼ぐ力をアップさせることはできないでしょう。将来的に考えてるキャリアプランやライフプランに有益な資格取得に励むようにしてください。

スキルアップしながら働ける業種

働きながらスキルアップがしやすい仕事としては、タクシーやトラックなどの運転を生業とする業界が当てはまるでしょう。
例えば、タクシードライバーという仕事は、普通免許を持っているだけでは働くことができず、お客を乗せて運転できる「二種免許」の取得が必須となります。

就職や転職を目指すうえで、資格取得を目指す人もいますが、企業の中には働きながら資格取得ができる福利厚生制度を設けているケースも少なくありません。これはトラックやバスのドライバーなども同じで、働きながら運転に必要な大型免許の取得をアシストしてくれる企業が数多く存在します。

このほかにも、資格取得に関する福利厚生制度のある企業は多く、スキルアップのために就職や転職を試みる人にとって嬉しい存在となっています。

スキルアップできる環境を企業側が整えている背景には、業界内の人材不足という事情がありますが、働く側にとっては大きなメリットなので、これを利用しない手はないでしょう。

もっとハングリーに自分を試していきたい

かくいう僕は、今でこそアルバイトをしていますが、片手間にもしっかり勉学に励んでいます。ただ、先に挙げた商才ということでいうとまだまだハングリーさが足りないなと自分で感じるときがあります。

将来的なことも考えて、もっとお金について正しい知識を持ちきちんとした方法でお金を稼ぐ能力を備えたいと思ってはいるのですが、誰にどういったことを習えばよいのかわからないというのが正直な気持ちです。ただ同じ大学にはかなり両親が資産家であるため、一度もアルバイトをしたことがないという友人も何人か見られます。

そうした人はやっぱりどこかお金に対しての認識が甘いというか、自分で「稼ぐ」という感覚がないのかなと思ったりします。しっかりお金を稼ぐことができるようになれば、それは「自分の力で生活をしていくことができる」という強い自信につながるのではないでしょうか。

今はまだアルバイトなので覚えたことをするだけで精一杯ですが、自分もいつかはより販売を伸ばせるためのアイディアを出せるようになりたいです。