時間管理の必要性
大学生は講義やサークル、バイトと忙しい日々を送っていますが、人生の中では時間がたくさんあるタイミングです。授業のコマの組み合わせ方で自由な時間をとりやすかったり、長期休暇が年間で考えると4か月近くあったり、社会人になったら考えられないくらい自由に使える時間を持っています。その使える時間をどう活用するかで、将来に役立てたり、スキルとして身につけられたりできるでしょう。
体力が1番ある時期なので、このタイミングを有効活用して、授業やバイト以外の経験を高めていくのはいかがでしょうか。
大学生の内に身につけたスキルは一生役立つ
大学生活のスケジュールで埋まるものと言えば、
- 授業や講義
- バイト
- サークル・飲み会
ほとんどがバイトになっているという人も多いですが、バイトばかりに時間を割くのはもったいありません。
学費や生活費のためにお金が必要でバイトを入れないといけないという状況はわかりますが、他の体験から経験や知識など得られることがたくさんあります。上手く時間管理すればもっと効率よく稼ぐことも自由な時間を造り出して体験する時間に使うこともできます。時間管理のスキルをつけて、将来に役立つ経験や知識に変えていきましょう。
スケジュール管理のコツ
グルーピングして優先順位をつけよう
スケジュールを全て同列にして入れていくとどれだけ時間があっても足りません。優先順位をつけて、重要度の高いものから入れていくと、大事な予定を取りこぼすことなくスケジュールが組めるので、グルーピングしてから入れていきましょう。
グルーピングするときは以下の4つに分類します。
- 重要度:高、緊急性:高
重要度も緊急性も高いものは1番最初に取り組む。期日の決まった課題やシフトの提出が該当します。 - 重要度:高、緊急性:低
重要度は高いけど、緊急性が低いものは2番目に取り組みます。半年後のテストや資格取得など、先延ばしにしがちな予定です。先の予定でも少しずつやっておかないとあとで後悔することになることもあるので注意しましょう。 - 重要度:低、緊急性:高
突然誘われた飲み会やイベントは重要度が低い予定です。参加したいけど、重要度の低い3番目の内容ばかりを優先してしまうと他のことが進まなくなってしまうでしょう。緊急性が高い場合でも優先順位を考える必要があります。 - 重要度:低、緊急性:低
個人的な趣味や漫画や雑誌を読む、買い物などが当てはまります。期限がなくいつでもできるので、重要度の高いものが片付いた隙間の時間を利用するといいでしょう。
余裕を持って時間設定する
優先順位を決めてスケジュールを組むときに気をつけたいことは、隙間なく埋めてしまわないこと。
キチキチに入れてしまうと、間に合わなくなったときに全ての予定が崩れてしまいます。優先度の高いものが多く、どうしても過密になってしまうときは、やらないことを決める方法もあります。
重要度の高いタスクをやらないと選択するのは厳しいかもしれませんが、物理的に全ての対応が難しいのはわかっているはずです。優先度の高い予定でも少しスケジュールを伸ばしても良いものを探し、今週はしない・来月に取り組むなどと決めてみましょう。どの予定もずらせない場合は、生活の中でやらないことを決めて時間を生み出すようにしましょう。
例えば、寝る前にスマホを触らない・テレビをつけない・二度寝しないといった小さなやらないことを決めるだけでも、1日あたり30分以上の余裕ができます。たったの30分でも月間で考えると15時間になります。入りきらなかった予定を入れられて、余裕も持てるようになるのではないでしょうか?
スケジュール管理
スケジュール管理の方法としては、手帳やスマホアプリが主流ですが、より見やすく使いしやすいツール、アプリ等を紹介していきます。手帳を使っていたけど自分にはアプリのほうが合うかもという発見に繋がるかもしれませんので、確認してみましょう。
手帳でのスケジュール管理術
女子の多くがスケジュール帳で管理しています。スマホのほうが早く書けたり確認が楽だったりするのに、あえて手帳を選ぶ理由は、デジタルよりもメリットがあるためでした。
手書きにすることで、文字を書き出しながら脳に刻んでいくため予定を頭の中に記憶しやすくなります。全体のスケジュールを把握できるため、マルチタスクでも予定がかぶってしまったり忘れてしまったりということが少なくなるでしょう。また、手書きの場合は、新しいアイディアが生まれやすいこともあり、旅行や遊びの計画では活躍するのでおすすめです。
手帳にはフリクションボールペンを活用しよう
フリクションは消せるボールペンです。突然のスケジュール変更時にフリクションは大活躍します。手書きの場合、変更があるとゴチャゴチャしやすいのですが、フリクションならササッと消してすぐに書き直せるので、とても便利です。ペンのカラーも好みで変更できるので、黒赤はマストで、緑やピンクなどお気に入りの色に変更します。手帳をパッと開いたときに見てすぐスケジュール確認できるように各タスクで色を変えておくといいでしょう。バイトに入った日にちがどのくらいかなど、カラー分けで見やすくなるのでおすすめです。また、空きの時間も見えやすくなるので、自由な時間を事前に把握して何をするか考えられるでしょう。
自分が使いやすい手帳を使おう
手帳にもいろんな種類があります。
- 週間レフトタイプ:左側にスケジュール、右側にメモがたくさん書けるタイプ
- 週間バーチカルタイプ:見開き1週間、上から下に時間軸とメモ欄があるので、時間単位の細かい予定が入れやすい
- 週間ホリゾンタルタイプ:左側に平日、右側に週末のタイプで休日に予定が多い人向け
- 週間ブロックタイプ:見開きで1週間。1マスが大きいのでメモが書きやすい
- 1日1ページタイプ:1日1ページなので予定だけでなく、日記も書けるタイプ
ライフログとして使用したり、目標を書いて達成に向けての経過を書き込むとやる気の維持につながります。
他にも、シールやマーカーなどで装飾すると管理するのもたのしくなります。自分の予定や書きたい内容に合わせて手帳を選びましょう。
スマホでのスケジュール管理術
どんなときもスマホは絶対に持っているので、アプリをスマホに入れておけば手帳やバッグを持っていなくても確認できます。ただ懸念点としては、充電が切れたら見られないことや、データの紛失で予定が全くわからなくなってしまうことです。手書きの手帳も落としてしまったら同じですが、スマホを壊してしまったり失くしてしまったりしたことがある人は注意しておきましょう。
スマホのスケジュール管理のメリットとしては、PCと同期できたり、TODOリストがついていたり、アラームなどの複数機能がついていることです。スケジュールを入れてアラーム設定をデフォルトにしておけば、予定をど忘れしていても安心です。また、TODOリストではゲーム感覚でクリアしてく感じを味わえるので達成感があります。今日のタスクを全部クリアできたときはご褒美!などの設定しておくのもおすすめです。
カレンダーアプリ
アプリストアでカレンダーと検索するとたくさん出てきて何がイイのかわかりにくいですよね。
使う用途によってカレンダーアプリのメリットデメリットがありますので、何を目的に使うのかを明確にして選びましょう。
- 1人で使うのか、彼氏彼女・家族と共有する可能性があるか
- タスクやTODOリストを使用するか
- 画像や日記を投稿するか
- SNSのように他者と情報共有する機能が必要か
- バイトのシフト計算機能が必要か
- 家計簿と連携する必要があるか
- 天気予報が表示されるか
簡単に用途分けしただけで、7項目ありました。この中から必要なものをピックアップしてほしい機能がついているアプリを選ぶようにしましょう。ものによっては連携や追加で有料になるアプリもありますので注意が必要です。
Lifebear(ライフベア)
Lifebearはカレンダーの表示2パターン、タスク・TODOリスト、バックアップ対応、PC連携など無料で幅広い機能を持っているので男女問わず使いやすいカレンダーです。
有料でデザインの着せ替えやロック機能などがありますが、無料で十分便利なアプリです。
LifebearのAPPストアはこちら
Time tree
家族やパートナーと情報共有するならTime tree。スケジュールのほかに、タスクやメモなども共有できるので、アプリ内でやり取りができて便利です。共有用と個人用で分けて管理ができるので、見せたくない予定があっても安心です。また、家計簿アプリの「OsidOri」と連携ができるので、1人暮らしをしている大学生におすすめのツールです。
Time treeのAPPストアはこちら
ジョルテ
一般的なカレンダーに週間天気予報やニュース、ごみ収集日や映画公開日などのイベント情報などを連携できます。音声入力に対応しているので、入力ができない忙しいタイミングに重宝しますよ。たくさんの機能がついているため、使いこなすのに少し時間がかかる可能性がありますが、使い慣れればとても便利なアプリなので、色々ためしてみましょう。
ジョルテのAPPストアはこちら
シフトボード
バイトの給料計算とシフト管理機能がついたアプリです。スマホのデフォルトカレンダーとも連携ができるので、スケジュールとバッティングすることもありません。入れたシフトの給料計算ができるのはありがたいですよね。単発のバイト情報や、税金に関する情報が表示されるので、必要なタイミングで欲しい情報を得られるかもしれません。
シフトボードのAPPストアはこちら